こんにちは~ホール担当のM.Kです。
 
 
富山に雪が降ってきましたが、みなさんはもうタイヤ交換は済まされたでしょうか。
今回は最近主流のスタッドレスタイヤについての雑学です。
 
 
 一昔前は雪の日はチェーンを使用していましたが、現在ではスタッドレスタイヤをよく見かけます。
一見普通のタイヤとかわりがなさそうなスタッドレスタイヤですが、なぜチェーンに匹敵するほど滑らないのでしょうか。
 
普通のタイヤと決定的に違うのはその材質です。氷雪上の走行を前提としているスタッドレスは、そのために特殊な素材を使っているのです。
 
では、そもそも氷の上で滑るのはなぜだろうか。それは氷が滑るわけではないのです。

氷と物体との間に生じた水で摩擦がなくなるから滑るのです。 

スケートも靴のブレードと氷の間で生じた摩擦熱によって水を生じさせ、それで滑っているのです。つまり、氷から水をなくしてしまえばいいわけです。
 
 そこでスタッドレスは実に大胆な方法をとっています。水をタイヤに吸収させてしまおうというわけです。そのためにスポンジ状の素材が開発されました。そこに工夫を加え、タイヤに気泡を入れて吸収性をよくしたり、メーカーによってはクルミなど植物繊維を混ぜたりもしています。植物繊維が走行中にこそげ落ちればその部分に細かい穴ができ、それが水を吸収してくれるというわけなのです。
 
 
しかし、スタッドレスタイヤを履いているからといって油断できないのが雪道ですので、安全運転でいきましょう~(^0^)/
 
 
乾いた氷は滑らない(キリッ)のCMが記憶によく残っているM.Kでした~
補足しますと、スタッド(鋲)レス(無い)タイヤです。
30年ほど前まではタイヤに鋲が付いたスパイクタイヤが冬の雪道で活躍していました。
しかし、スパイクがアスファルトを削って粉塵公害が多発したのでスパイクタイヤは全面禁止になったのです。(緊急車両は除く)