こんにちは~ホール担当のM.Kです。
 
 
 前回はハロウィンについての雑学だったので、今回はハロウィンといえばカボチャの雑学です。
 
 
・日本への伝来
 
 私たちが普段何気なく言っている「かぼちゃ」という名前の由来は、カンボジアからきています。日本へカボチャが伝えられたのは、1541年に大分に漂着したポルトガル船が 「日本かぼちゃ」を豊後国の大名・大友宗麟へ献上したのが始まりと考えられています。伝えられた当初はカンボジアがなまって「かんぼちゃ」や「かぼちゃ瓜」などと呼ばれ、 最終的には「かぼちゃ」になりました。ちなみに、スペイン人やポルトガル人の宣教師たちが日本へ寄港したときには「かぼちゃ」のほかにも、 サツマイモやトウモロコシ、ジャガイモなどの保存性が高い野菜類が持ち込まれました。その後、1573年頃に長崎県に伝わってから、日本の農家でも栽培されるように なりました。中国品種は1501~1600年のあいだ、アメリカ品種は1863年に伝えられたと言われています。こうして東北地方では1620年頃、京都周辺では1670年頃、 東京周辺では1740年頃から普及しはじめました。
 
・カボチャちょうちんの由来
 
 ハロウィンで子供たちが持ち歩く「カボチャちょうちん」の名前の由来についてお話しましょう。この名前はアイルランドの伝説をもとに付けられたと言われています。よっぱらいのジャックが飲み代を払えなかったため、あらわれた悪魔。ところがジャックは悪魔が自分自身で銀貨に変身するように言い、お財布に閉じ込めました。そして10年間は彼の命を取らないと約束させました。10年後、出てきた悪魔にジャックはリンゴが食べたいと頼んで木に登らせ、動けなくさせてしまいました。こうした生前の悪事のせいで、ジャックは天国にも地獄にも行けず、罪を償うために彷徨い続けました。このことから「ジャック・オー・ランタン(ちょうちんのジャック)」と呼ばれるようになったそうです。
 
 冬至に食べるものといったら、カボチャですよね!冬至にカボチャを食べると風邪をひかないと言われています。今でこそ一年中野菜が手に入りますが、昔は冬に収穫できる野菜が少なかったうえ、保存できる野菜もあまりありませんでした。そんな中で「かぼちゃ」は長期保存ができて、しかも保存中でもほかの野菜に比べて栄養素が失われにくいというメリットがあります。なので、冬至の時期の貴重な栄養源だったのです。この時期に不足しがちなビタミン類を補給するため、江戸時代中期から「かぼちゃ」を冬至に食べる風習が根付いたと考えられています。

カボチャは天ぷらにするのが一番好きなM.Kでした~